LOVE GIVES LIFE

大好きな映画・小説・音楽から感じたこと、大好きな人たちとの日々をつらつら

音楽も素敵な映画5選!(※超個人的趣味)

あけましておめでとうございます!

2015年も変わらず、映画のことやら何やら好き勝手書いていきます。

今年こそはある程度、自分のビジョンをカタチにするために「突き詰める」という言葉をテーマに、特に、「無価値なもの」について自分なりの思想を持って向き合っていければな、、と思います。(これについてはまた次回。)

 

さて、2015年1月1日の朝から、映画を観て過ごしておりましたワタクシ。

『love actually』を改めてDVDで購入したので、再視聴。

新たな発見がまたまたありました。

 

映画を観ることの楽しみは、物語の面白さやキャストの善し悪しだけではなくて

劇中に使われている素晴らしい音楽に出会うことだったりする。

 

前回も書いた

 

インサイド・ルーウィン・デイヴィス - LOVE GIVES LIFE

 

の記事の時もまさにそれだった。

食わず嫌いだったフォーク音楽についてのイメージも変わり、素敵な曲たちに出会えた瞬間だった。映画を観なければ感じることは出来なかったはず。

 

というわけで、2015年一発目の記事は、

「音楽も素敵な映画5選!」でございます。今年も超個人的趣味&見解で書きますので

懲りずにお付き合い頂ければ幸いです。

 

 

では、スタート!

◇ love actually 

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12月のロンドン。クリスマスを目前に浮き足立つ人々の愛の群像劇。

リーアム・ニーソンヒュー・グラントキーラ・ナイトレイビル・ナイエマ・トンプソンコリン・ファースなどなど超主役級から名傍役までもが勢揃いした豪華キャスト。

なんとMr.ビーンでお馴染みのローワン・アトキンソンも、とってもチャーミングでファニーな百貨店の販売員の役で出てきます。

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しかもばっちりセリフ喋ってます。笑

ビーンのときとは違った彼が観られる上、思わずニヤニヤしてしまうやり取りに大満足です。さすがローワン・アトキンソン

 

さて、この映画は、脚本、キャスト、音楽と三拍子揃って素敵な映画なのですが、中でもグッと来たのが、

 

Both Sides Now/ジョニ・ミッチェル


Joni Mitchell - Both Sides Now (HD) - YouTube

 

幸せな結婚生活を送っていた専業主婦のカレン(エマ・トンプソン)と夫のハリー(アラン・リックマン

※この2人、なにげにハリー・ポッターでも共演しているのです!気になる方はリンクへどうぞ。

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ハリーがカレンと共にクリスマスギフトを買いにいったその日、家に帰るとハリーの上着のポケットに自分の知らないプレゼントが忍ばせられていることに気がつく。蓋を開けると素敵なハートのネックレスが。

自分へのサプライズギフトなのだ、とそっとポケットに戻し、プレゼント交換の日を心待ちにするカレン。

 

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そしてやってきたプレゼント交換当日。カレンは知らない振りをしながら、ハリーと子供たちの前で同じ包みの箱を開ける。

 

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そこには自分の予想とは違ったカレンの好きなジョニ・ミッチェルのアルバムがあった。あのネックレスは別の女性へのプレゼントだったのだ、と夫の不貞に気がついてしまうカレン。

 

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家族に悟られまいと、嘘をつき部屋でひとり必死に涙をこらえながら立ち尽くすシーン。そーっと静かに流れるメロディの中でジョニ・ミッチェルの物悲しいようなでも少しだけ力強い声で歌い上げるバラードに、胸がギュンギュン締め付けられました。

 

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Both Sides Now ※歌詞一部

Moons and Junes and ferris wheels

月の満ち欠け、巡り来る六月、観覧車

The dizzy dancing way you feel

くるくると踊り出す感覚の中で

As fairy tale comes real

すべてのおとぎ話が現実へと様変わる

I've looked at love that way

私は「恋」をそんな風に思っていた

 

But now it's just another show

でも今やそれもありきたりなショー

You leave 'em laughing when you go

去るときはアナタは笑顔のまま

And if you care, don't let them know

相手を思いやるなら、悟られないこと

Don't give yourself away

自分自身はどこかに追いやること

 

I've looked at love from both sides now

私は「恋」の裏表を知ってしまった

From give and take, and still somehow

与えることや奪うこと、そしていつしかそれも

It's love's illusions I recall

恋の幻だと思い返す

I really don't know love at all

私は本当に「恋」のことなど何一つ知らない

 

この歌詞が字幕で流れながら、涙を必死に抑えて、笑顔でハリーと子供たちのもとへと戻るカレンの姿に、母として、妻としての強さと覚悟を感じます。(エマ・トンプソンの演技がピッカピカに光ってます。)

 

この曲に出会えただけでも素晴らしい収穫。悲しいシーンではありますが、映画関係なく、綺麗なメロディとジョニ・ミッチェルの心地よい歌声に陶酔できる素晴らしい曲です。(観終わって即買いしましたw)

 

Both Sides Now

Both Sides Now

 

 

コレ以外にも、ノラ・ジョーンズマライア・キャリーなど素晴らしい曲たちがふんだんに散りばめられています。クリスマスはとっくに終わっちゃったけど、これからますます寒くなるこの季節に観ても、心温まる愛に溢れた映画です。

 

 

◇ジャージー・ボーイズ

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2014年公開、クリント・イーストウッド監督の本作。

The Four Seasonsをモデルに描いたジュークボックス・ミュージカル映画。同じ系統でアカデミー賞も獲得したドリームガールズとはすこし違って、ドキュメンタリータッチに物語が進んでいく。

 

CMで見かけて以来気になって気になって、劇場まで観に行った思い出の映画。

物語、キャストに関しては個人的にはクリティカルヒットしたわけでもないのですが、音楽がとにかく良い!

 

とにかくFranky Valliを演じるJohn Lloyd Youngの声、歌が素敵。

ある人の受け売りですが、「今どき60年代の歌い方ができる歌手がいたなんて驚き」だそうで。吹き替えではなく、実際のキャストが歌っているのでその辺も要チェック!

 

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このシーンのコレ!ではなく、映画全体ですべての曲を感じて、聴いて欲しい作品。

サントラは購入必至です。

 

Jersey Boys: Music from..

Jersey Boys: Music from..

 

 

 

◇何だかおかしな物語

 

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前回ブログでも紹介したので、あらすじ等々割愛させて頂きますが、

精神病棟内で起こる人々の葛藤を描いた切なくて可笑しくて温かい物語。

映画の中で、ボブ・ディランの歌詞が引用されたり、クイーンの曲を患者たちで演奏するシーンがあったり、と映画自体が音楽と深く結び付いている。

 

中でもクイーンとデイヴィット・ボウイのアンダープレッシャーは、

イントロを聴いて衝撃。あまりロックに興味の無かった私ですが、思わずiTunesで購入。笑

 

主人公の少年が、無理矢理進められ、レクリエーションの音楽活動でボーカルをするはめに。

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主人公の妄想の世界で、歌いながら演奏がどんどん本格的になっていきます。

 

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Under Pressure / QUEEN feat. David Bowie

Insanity laughs under pressure we're cracking

プレッシャーのもとで狂気が笑い、僕たちは壊れはじめる

Can't we give ourselves one more chance

どうして僕たちは自分自身にもう一度チャンスをやれないのか

Why can't we give love that one more chance

その愛ってやつでもう一度チャンスを与えてやればいい

Why can't we give love give love give love.....

与えるんだ愛を愛を愛を....

 

'Cause love's such an old fashioned word

愛ってのはとても古くさい言葉だからさ

And love dares you to care for

そしてその愛ってのが人をやる気にさせる

The people on the edge of the night

夜の淵ギリギリに突っ立てるヤツに声を掛けるように

And love dares you to change our way

そしてその愛ってのが人をやる気にさせるんだよ

Caring about ourselves

自分自身への気にかけ方を変えるように

This is our last dance

これが僕らの最後のダンス

This is ourselves

これが僕ら自身

Under pressure....

プレッシャーの下で....

 

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さまざまな悩みを抱えた患者たちの心の重圧を一気にはねのけてしまおう!と

全員が生き生きとした表情でステージ上を暴れ回るシーン。

人生は、真っ直ぐに生きようとすればするほどたくさんの重圧や壁にぶち当たる。

死にたくなるほど落ち込む日もあれば、ベッドから一歩も出たくない日もある。

 

人生にまつわるプレッシャーたちとどう向き合うか、を考えさせられる。

その中で、音楽というフィルターを通して様々なメッセージが届けられる。素敵な映画です。

 

Under Pressure (Remastered 2011) [feat. David Bowie]

Under Pressure (Remastered 2011) [feat. David Bowie]

 

 

 

◇LIFE

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フォトグラフ雑誌「LIFE」社の冴えないネガフィルム管理課の男ウォルター(ベン・ステイラー)。

ある日突然、LIFE誌の廃刊とともに会社再編を告げられる。

 

最終刊に使用するネガを管理するため冒険家でフォトグラファーのショーン(ショーン・ペン)からネガを郵送で受け取るも25番目のフィルムが無い。

 

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想いを寄せる同僚の女性シェリル(クリステン・ウィグ)にも上手に自分をアピールできず、未だに冴えない日々を送るウォルター。

 

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おまけに妄想癖のあるウォルターは新しい上司からも変人扱いされる。

 

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様々なことを抱えながら、一念発起しウォルターはショーンのいる場所まで直接ネガを取りにいく冒険の旅へ出る。

 

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旅先で起こる数々のハプニングを乗り越えながら、ウォルターは25番目のネガを無事手に入れることはできるのだろうか。

 

と、物語は進むわけですが、

映画の舞台となるグリーンランドにぴったりの壮大でピンと張りつめたメロディが耳から離れなくなるほど、“クセになるメロディ”であふれている。

 

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こちらの作品も、ジャージー・ボーイズと同じく、映画全体で音楽を感じるべきかも。サントラはリストから1曲でもなくなったらダメだと思えるほど全曲いい。

(個人的な思い出が詰まっているからなのかもしれないけど、とにかくいいですw)

 

物語も素晴らしいので騙されたと思って観て欲しい映画。

 

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LIFE! オリジナル・サウンドトラック

LIFE! オリジナル・サウンドトラック

 

 

 

エンド・オブ・ザ・ワールド

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スティーブ・カレル、キーラ・ナイトレイ主演のパニック?ムービー。

小惑星の接近で、地球滅亡が決定的となったことを保険セールスマンのドッヂ(スティブ・カレル)は妻と車の中でラジオを聞いて知った。その瞬間、妻は突然助手席から飛び出し行方不明となってしまう。

 

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ひとり残されたドッヂは落胆した日々を過ごすが、周りは地球滅亡に向けて仕事もせず、毎日のようにパーティー三昧で乱痴気騒ぎ。

 

そんな中、イギリス行きの最後の飛行機に乗れなかったと泣きじゃくる自由奔放なイギリス人女性ペニーとひょんな出会いを果たす。

 

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彼女との出会いから、妻の浮気を知り、ペニーの元に間違って郵送された昔の恋人からの手紙の存在も知ることに。

ドッヂは人生で最も愛した昔の恋人へ会いにいく旅へ出ることを決意。

ペニーと公園に捨てられていた犬のソーリーを連れ、地球滅亡まで残りわずかな時間の中、3人で旅に出るのだった。

 

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この映画、普通にパニックムービーかと思いきや、小惑星とか宇宙の仕組みがどうとか、アルマゲドン的英雄たちは一切フィーチャーされず、そのへんの描写もほとんどなし。作品の冒頭で「地球滅亡は確実です。では次の曲をどうぞ(Beach boysのWouldn't It Be Niceが流れるw)」なんて淡々とDJが曲紹介するところから物語が始まります。笑

 

その後も、地球滅亡に向けておかしくなった人たちは出てくるものの、面白可笑しく表現されているのでそこまでパニック感はありません。

でも、だからなのだろうけど、物語後半は涙なしでは観ていられません。

 

特にラスト5分間、私は涙で画面が観れなくなったほど嗚咽して泣きました。淡々と描かれる愛のはじまりと終わりの物語に胸が締め付けられてしまう。

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ペニー「I wish I'd met you a long time ago. When we were kids.

    できることならもっと早く出会いたかった。私たちが子供の頃とか。」

    (中略)

ドッヂ「It never would have been.

    僕たちにとって、時間はいつだって足りないものだよ。」

 

地球滅亡まであと数分。二人はベッドに横たわってただ触れ合って会話をする。

ペニーは恐怖から泣きながらあれこれドッヂに言うものの、ドッヂはずっとペニーの髪を撫でながら、ただ静かにペニーの話に耳を傾ける。

だんだんと落ち着いていくペニーを愛おしそうに見つめるドッヂの表情に嗚咽が泊まらなくなるほど涙が滝のように出てしまう。

 

自分の最後の瞬間を愛する人とこんな風に迎えることかできたら、どんなに幸せだろう。

 

そんなことを考えているうちに、映画は静かに終わるのですが、ラストのクレジットシーンになってからのエンディングテーマ曲でまた号泣。

This Guy's in Love with You/ハーブ・アルバート

 


Herb Alpert - This Guy's In Love With You - YouTube

 

You see this guy

キミの目の前のこの男

This guy's in love with you

彼はキミに恋をしているのさ

Yes I'm in love

そう、僕はキミに恋をしている

Who looks at you the way I do

こんな風にキミを見つめてさ

When you smile I can tell we know eachother very well

キミが微笑むと僕には分かるんだ、僕たちが深く分かり合っているということが

 

(中略)

 

Dont let me heart be breaking

お願い、僕を傷付けないで

'Cause I need youe love

なぜって、キミの愛が必要なんだ

I want your love

キミの愛が欲しいんだ

Say you're in love, in love with this guy

キミも目の前のこの男を愛していると言っておくれ

If not I'll just die

じゃなきゃ僕が生きている値打ちなんてないのさ

 

もう歌詞がグイグイ心の中に入ってきて、

最終的には鼻水なんだか涙何だかわからない状態で顔中をティッシュで拭くはめになりました。

 

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ぜひご覧いただけるのであればティッシュ常備でお願い致します。笑

 

Seeking a Friend for the End of the World

Seeking a Friend for the End of the World

 

 

 

 

映画鑑賞の際、音楽ももっと気にしながら聴いてみると、歌詞の中にたくさんのメッセージが散りばめられていたり、映画の世界観を語るにふさわしい背景を持った曲だったり、、音楽がいつもの2倍、3倍映画を楽しめる素敵なスパイスであることに気付けるはず。

 

 

 

...と、こんな感じで長々とダラダラと書いてしまいましたが、

2015年も無事スタートを切りましたので、この調子でやってまいります。

 

改めまして、今年も宜しくお願いいたしますm(_ _)m!

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